結婚相談所のメリット

マッチングアプリより結婚相談所を選んだ理由

1.マッチングアプリと結婚相談所の選択肢

婚活を始めようと考えたとき、まず多くの人が直面するのが「何から始めればいいのか」という問題です。

現代において、自由恋愛を除けば、選択肢は大きく二つに分かれます。

ひとつは「マッチングアプリ」。手軽で低コスト、そしてスマホ一つで始められる最もポピュラーな婚活手段です。

もうひとつが「結婚相談所」。登録時に書類審査や面談があり、料金も決して安くない。けれども“結婚に本気な人だけが集まる場”として根強い信頼を持っています。

最初は「アプリでいいんじゃないか」と思っていましたが、最終的には結婚相談所を使うこともありなんだ。そう思ったのは、出会いの“質”“進展の速度”が圧倒的に違ったからです。

2.アプリは「自由」、相談所は「誠実」

アプリは自由です。誰にでも好きなときに”いいね”が送れるし、メッセージも自己流でやりとりできます。写真さえ良ければ、マッチはどんどん増えていきます。

でもその自由は、同時に「誰もが好き勝手にふるまえる」ということを意味します。

結婚相談所はその逆です。

  • 紹介は仲人を通して
  • 初対面の日程も相談所が調整
  • 交際期間には期限とルールがある

自由度は低いけれど、その分誠実さが担保されている。

本気で結婚を目指す人にとってはこの“誠実さ”こそ、婚活において最も必要な要素なんだと思います。

成婚率・真剣度の違いを数字で見ても、両者の差は明らかです。

アプリの成婚率は約1〜2%。しかもこれは「交際→結婚」までいったケースのみ。

一方、結婚相談所(特に大手)では成婚率は10〜20%、利用者の全員が結婚目的で、独身証明書や年収証明の提出が義務付けられています。

アプリは誰でも登録できる反面、既婚者や詐欺目的の人が紛れ込むリスクもあります。

相談所は入会時に徹底した身元確認が行われるため、安心して婚活に集中できる環境が整っています。

さらにアプリでは、若い女性が圧倒的にモテます。男性はどうしても外見に惹かれやすく、プロフィール文よりも写真で判断される傾向が強い。

男性側から見ると、30代を超えるとマッチング率が激減します。年収や安定職でも、それを評価してくれる相手に届かないのです。

しかし、相談所では逆の現象が起こります。

  • 男性は年収や職業など「生活の安定性」で評価されやすい
  • 女性は若さ以上に「価値観の合致」や「生活感覚」で判断される

つまり、アプリで苦戦する人こそ、相談所の環境が適しているのです。

3. 『婚活』でみる時間効率と結果の早さ

アプリでは出会いから交際まで、すべてを自分一人で判断し動かなければなりません。そのため、うまくいかなければまた最初からやり直しという繰り返しになり、精神的にも消耗しがちです。

対して結婚相談所では、自分で相手を探すだけでなく、希望条件に合った相手を仲人が紹介し、初対面後のフィードバックや交際終了時のフォローまでサポートしてくれます。人間関係にまつわる不安をプロが担ってくれることで、心の負担が大きく軽減されるのです。

二つのサービスの大きな違いは、婚活の進展スピードがまったく違うという点です。

アプリでは、やり取りからデートを経て自然消滅することも多く、半年などすぐに経ってしまいます。

一方、結婚相談所では、紹介から成婚までが明確にスケジュール化されており、平均3〜6ヶ月で結果が出るという仕組みがあります。

さらに、会う前から年収や学歴、職業、結婚観などの重要な情報が共有されているため、無駄な時間を省いて効率的な婚活が可能になります。

年収や将来設計の話をしても嫌な顔をされることもなく、最初から「条件が合っている」状態でスタートできるのです。

4.現実的な未来を求められる相談所

アプリでの婚活は、“目立つ人が勝つ”ゲームに近いです。

顔が良い、会話がうまい、プロフィール写真が映える……それらがないと、そもそもマッチすらできません。

そこで勝てない方は少なくないでしょう。

でも、相談所では仲人が「この人は真面目で安定しています」と、あなたの本質を相手に伝えてくれる。だからチャンスが生まれるのです。

一方で、女性は相談所に来るとアプリほどはモテなくなったと感じることがあります。

アプリでは「とりあえず若ければモテる」という面がありますが、相談所では「結婚後の生活像」が重要視されます。

でもそれは、むしろ「真剣に見てもらえている証拠」。
本当に合う人との出会いに集中できる環境が整っているとも言えます。

婚活は、無計画にやってもうまくいきません。

自分の強みや価値を明確にし、適した手段を選ぶことが成功への近道です。

5.本気度が高い相談所は成婚率が高い

たとえば、失恋直後に結婚相談所へ登録し、2人目の紹介で3ヶ月後に交際が始まり、半年で成婚に至ったケースがあります。

また、マッチングアプリで2年間成果が出なかった人が、相談所に登録してからわずか3ヶ月で真剣交際に進み、8ヶ月で成婚した例もあります。

これらに共通しているのは、「仲人のサポート」「時間を無駄にしない仕組み」がある点です。

一方、自由が特徴のアプリでは、その自由さがゆえに「メッセージ疲れ」や「やりとりの継続が困難」「既婚者に騙される」など、精神的な負担が生じやすい側面もあります。

結果として、こうした経験を経た人々が、結婚相談所で未来を見据えた出会いを再び見つけているという事実も少なくありません。

恋愛を始める手段としてアプリは手軽で優れている一方、婚活という観点で見ると、遠回りになるケースも多いのです。

まとめ:真剣さが婚活の未来を変える

婚活において、30代を過ぎると時間との戦いになります。

「そのうち良い人が現れるだろう」と漠然と考えている間に、出会いのチャンスは確実に減っていきます。

だからこそ、真剣に結婚を望むならば、今すぐ動き出すことが最良の戦略だと言えるでしょう。

結婚相談所は「最後の砦」ではありません。むしろ、「最初の選択肢」として考えるべきです。それは妥協ではなく、自分に合った環境で効率的に結婚を目指す、賢明な手段です。

アプリでの婚活がうまくいかず、時間や精神力を消耗した後に相談所に頼るのでは、婚活の本質的な意味を見失ってしまうかもしれません。

だからこそ、「自分にはまだアプリで十分」と思い込まず、真剣に結婚を考えているのであれば、結婚相談所という選択肢を前向きに検討することが、幸せへの近道になるのではないでしょうか。