「結婚って悪くない」
そんな言葉が心に残る、自然で温かなエピソードです。
結婚してよかったと心から思える「普通」の毎日
結婚は、自然体で過ごせる「ふたり」のなんでもない日常を、私の人生を豊かにしてくれました。
独身時代、正直に言えば「結婚ってそんなに良いものなのかな?」と半信半疑でした。仕事も趣味も一人で充実していたし、無理に誰かと暮らす必要性って感じていなかったんです。
けれど、ある日ふと、「楽しいけど、どこか虚しい」そんな気持ちが湧いてきたんです。
楽しく毎日を過ごせていたけれど、誰かと笑い合う瞬間も、誰かに話したいことも、全部一人で抱えてしまっている。友人や同僚と一緒の時間から家路について自宅のドアを閉めた瞬間から、私は「ひとり」という現実が待っている。
「今夜は何を食べようか?」そんなことを言える相手が待っている人がいたら、それだけで救われるような気がしたんです。
結婚を意識し始めても、すぐに理想の人に出会えたわけではありません。でも、少しずつ“会話の感性”が合う女性とやりとりが続くようになり、その中でひとりの女性。今の妻と出会いました。
「同じ目線」で生きていける心地よさ
彼女とはじめて会って話したとき、驚くほど話がスムーズでした。決して話題が盛り上がったわけではない。でも、視線の高さが合うというか。ネット上でメッセージをやり取りをしてはいたとはいえ、とても自然な空気間でいられたのを覚えています。
結婚した今でも、朝の洗い物をしながら「あそこのパン屋さん、新作だしたよね」なんて小さなことを共有できる。それが不思議と心を落ち着かせてくれるんです。
片方が偉そうにリードしたり、相手の反応を気にしすぎたりしない。そんな“自然体の共存”が、想像以上に心を豊かにしてくれることを知りました。
好きを共有することは、人生の潤いになる
私は昔からコーヒーと読書が趣味で、休日はよく散歩しながら公園やカフェで時間を過ごしていました。彼女はカフェは好きでも読書に付き合うわけでもなく、カフェの空間とスイーツを好きに楽しんでいました。
ジャンルは違うけれど、「好きなものを大切にする感覚」はすごく近くて、一緒にいる時間がまったくストレスにならない。今では私も彼女の好きなスイーツに詳しくなったし、彼女も本を読むことが楽しくなったようです。
結婚して「自分の趣味がなくなる」なんてことはありませんでした。
むしろ、自分の“好き”がパートナーの世界を広げていくのを見るのが嬉しい。
「安心感」が与えてくれるのは、何よりも大きな幸福
一緒に暮らすようになってから、「今日はどうだった?」と聞いてくれる相手がいることのありがたさを日々感じています。
うまくいった日は一緒に喜び、疲れた日はそっとコーヒーを淹れてくれる。言葉に出さなくても、空気でわかってくれる瞬間が増えていきました。
この“心の帰る場所”があることで、仕事のプレッシャーも以前ほど重く感じなくなりました。どんなに忙しい日でも、家に帰れば誰かが待っていてくれる。それだけで、人生の質が変わったと思います。
安心感は気持ちを緩めてくれるだけじゃない。心を満たし、前に進む力を与えてくれる。
向上心は「競争」ではなく「肯定感から生まれる
もう一つ、結婚して良かったと強く思うのは「自分をもっと良くしたい」と自然に思えるようになったことです。誰かのために頑張ろう、というよりも、「ふたりの未来のために、自分も成長していたい」と思えるようになりました。
彼女は私に無理を強いているわけじゃない。でも、丁寧に生活する空間を作ってくれたり、朝から仕事をしていたり、自分のペースで人生を楽しんでいる姿を見ると、私も「ちゃんと生きたいな」と思えるんです。
無理に張り合うわけではない。だけど、となりにいる相手が魅力的であればあるほど、自分もその人にふさわしくありたい。これが結婚がもたらした、いちばん健やかな変化かもしれません。
「結婚してよかった」は、思っていたよりも静かな幸福だった
結婚を意識し始めたとき、私もどこかで「本当に自分に合う人なんているのかな」と不安を抱えていました。
でも、いま言えることは「完璧な相手」を探すんじゃない。「自然と肩を並べて歩ける人」と出会えれば、それだけで人生は何倍も豊かになるということ。
【結婚相談所より】“日常を共にする人がいる幸せ”を、あなたにも
結婚は人生のゴールではありません。むしろ「ふたりの人生がはじまる」きっかけです。
今回ご紹介したのは、まさにそのスタートを歩み始めたお客様の声です。
大切なのは、完璧な相手を探すことではなく、「自然と歩幅を合わせられる人」と出会うこと。日々の小さな会話や、心がふっと軽くなるような安心感を、あなたも感じてみませんか?